ハゲタカ

こんばんは!

takuchon00chonmageです。

 

最近ハゲタカというドラマを観た。

NHKで放送していた企業買収をテーマにした大森南朋主演のドラマだ。

 

話の中で大空電気という日系大手家電メーカーが買収され、1万人規模のリストラが行われるという場面があった。

リストラとは首切りのイメージはあるが、早期退職者には退職金は多めに支払われるし、再就職先の面倒も見てもらえるということだった。(後々ネットで調べたところ、企業によっては退職金は出ないし、色々なパターンがあるらしい)

もちろん待遇面や勤務地が希望通りに行かなかったり、転職活動が長期化したり、新しい会社に入った際にうまく溶け込めるかの問題点はあるため、金銭面での困窮と精神的苦痛は伴う。

しかし、元いた会社で必死に働き、役に立つ人材になっていれば転職先はすぐに見つかると思うし、役に立つ人間になれていなければ、それは自分が蒔いた種と言わざるを得ないと思う。

さらにいえば、自分の会社の経営がやばいことは自分で察知し、早いうちに見切りをつけることが今の時代では必要なのかもしれない。

 

今まで散々正論を述べて来たが、実際にリストラされた人が聞けばふざけるなと思う話だと思うし、自分がいつ会社をクビになるかも分からない。

この問題に対して、国民から税金をもらっている政府は何かしらの対策を打つ必要があると思う。

実際政府はこの問題に対して対策を打っており、その1つに「労働移動支援助成金」がある。概要はリストラした企業が行う再就職支援へと受け入れ企業の事業主への助成金を税金から支払うということだ。

ただこの制度は人材派遣会社が儲かるための仕組みで、さらにはリストラを助長しているとも取れる。

 

しがらみの多い政府に期待できないとすると、各企業が対策をすべきだと考える。とはいえ、景気が良いときに生産性の低い労働者を大量に雇用してしまっている大企業も多いため、対策は困難だと思うが、以下の2つの方向が考えられるのではないかと思う。

①人材配置を最適化し、今いる人材で回すことを考え、本当に優秀な人材に絞って採用を行う。それに伴って必要な再教育などは充実させる。

②人事考課制度を厳しくし、生産性の低い労働者の能力の底上げを行う。また生産性の高い労働者は若いうちから積極的に昇進させる。

どちらにしても、人事部の手腕が問われるため、まずは人事部への優秀人材の集中と経営者の人事への時間の傾倒が必要不可欠だ。